最近ではタイ仕入れがとても注目されています。私たちもガイドとして参入する以前はそれ程サービスを提供する業者も多くなかったのですが、今ではかなり多くの業者がタイ仕入れツアーを開催しています。
これだけ注目されているタイ仕入れですが、やるからには失敗したくない。そう思われる方も多いと思います。
私たちもツアーを通して色んな方を見てきましたし、また協力しあっている同業者からも情報収集を行なっています。
その中でタイ仕入れを失敗してしまう人の共通点が分かりましたので、それについてお話ししたいと思います。
タイ仕入れを失敗する人の例 – 仕入れ編
完全に独学でやる
私たちのツアーに参加される前に自分で・独学でタイで仕入れをした事があるというのをよく聞きます。そして上手くいかなかったから私たちのツアーに参加頂けるというパターンがあります。
マーケットに行くとかなりの商品が並んでいます。その情報量に圧倒され、何を仕入れて良いか分からないという人も少なくありません。
またどれくらいの量を仕入れるのか、仕入れの大切なポイントを抜かして仕入れてしまう人など、色々います。
私もタイに来て初めてマーケットに行った時は、完全に混乱してしまいました。商品が多すぎる!暑すぎる!道がわからない!など。
それをリサーチをした上で何十回とマーケットに足を運ぶと、初めは見えていなかったものが段々と見えてきます。
日本から独学でタイに仕入れに来ると最初は慣れるまでに時間がかかるのでお勧めしません。
時間を短縮できるタイ仕入れツアー
私たちのツアーを利用してかなりショートカットする事が出来たというお客様の声も頂いております。
お客様の声:田中様 – 時間をお金で買うという表現がありますが、このツアーはそれを体現しています。
「タイに訪れるのが初めての方には特におすすめしたいです。土地勘がない場所で動き回りながら欲しい商品を探し仕入れするために店員さんとタイ語でコミュニケーションをとるのはとても難しいことです。
短期間で効率的に動くためには多少の出費を惜しむことなく知識と経験が豊富なガイドの方にアテンドしていただくことは有効です。時間をお金で買うという表現がありますが、このツアーはそれを体現しています。
でもあんまり参加者が増えると困るというのが本音です!」
仕入れに来たのに仕入れない
意外と多いのは、タイに仕入れに来たのに ほとんど仕入れない人です。
予算の都合なのかもしれませんが、やはりどの商品が売れるのか、本当に売れるのかが不安になり仕入れが出来ないパターンです。
中には仕入れ中にずっとスマホを見て価格リサーチをしながら、仕入れをする人もいます。これはあまりお勧めしません。
理由としては中国商品とは違い、まだタイ製品が日本市場にそれ程多く出回っていないからです。
出回っている商品は結構 価格競争になっています。価格競争になっていても写真の撮り方、商品説明、売れるタイミングなどがありますし、一概に全く売れないというわけではありません。
仕入れなければ何も始まりません。現在はタイ仕入れは成長期。ライバルは当然いますがそこにどのように仕掛けていくかが重要なポイントです。
現役セラーからの事前アドバイス
私たちのツアーではツアー前にタイ仕入れをしている現役のセラーからリサーチの方法やタイ仕入れの心構えについて事前にアドバイスを受けられるようにしています。
売れる商品を売っていない
これは独学の場合と共通するのですが、売れる商品を売らなければモチロン売れません。
タイ仕入れを失敗したという人のブログ記事を見ると、全く売れそうにないものを単に 売れそうだから、安いからという理由で仕入れて、結局売れなかったというパターンがあります。
売れ筋商品をどこで、どのように仕入れるか。またどのように販売するか。
タイ仕入れが初めてな場合は、リサーチも甘く 正しい情報を掴めていない場合が多いので失敗する可能性は高くなります。
仕入れたのに売らない
タイに仕入れに来て、実際に仕入れたのに売らないというケースもたまにあります。
特に初めてネットで売るという人は、メルカリ、ヤフオクなどでの出品が手間だと感じて、なかなか作業に移せないという人です。
当然ですがこの場合も売れません。仕入れた商品は不良在庫として家や倉庫の片隅にあり、仕入れてビジネスをした気になって終わるという悲しい結末になります。
これも私たちのアフターフォローサービスを使って他の誰かに強制的に背中を押してもらう環境を作るのがおススメだと思っています。
タイ仕入で失敗する人の例 – 販売編
なかなか売れないから安売りする
タイで仕入れる商品は中国製品のように高速回転では売れません。
これは中国輸入を経験した人に多いケースなのですが、中国輸入では利益が数百円と少ない商品をポンポンポンっと売って小さな利益を積み重ねるというものが少なくありません。
タイ仕入れでは1個の粗利額は高く取れるのですが、頻度は中国輸入に比べると落ちてしまいます。
あまり動かないのでキャッシュフローも良くないと思い、すぐに値下げをして売ってしまう。こうなると利益が減るだけでなく自らマーケットを壊している事になります。
そしてあまり利益が残らないから、タイ仕入れは儲からないと判断して2回目以降が続かないパターンは少なくありません。
販売戦略に関しては正しい方法で売っていかないと、せっかく始めたタイ仕入れを自ら簡単に終わらせる事になりますので、正しい売り方も学び継続する事も大切です。
そもそもの販売方法に問題がある
私たちの仕入れツアーに参加頂いている約8割の方が、仕入れた商品をネットで売る方ばかりです。その中でも多いのがメルカリ、ヤフオク、アマゾンが特に多くなります。
特にメルカリやヤフオクは参入障壁も低いので簡単に始められるのですが、ライバルが増えていく中で単に出品をしているだけでは売りにくくなっているのもの事実です。
特に写真は重要
ネットではお客様は商品を手にとってみる事は出来ないので、写真でいかに良く、分かりやすく伝える必要があります。
最近のスマホの写真機能は高性能なので簡単にパシャリと撮る事が出来るのですが、やはり光の当て方や撮影角度、背景、小物(オブジェ)などを用いて撮影しているライバルに比べると見劣りしてしまいます。
仕入れた商品を現地で写真撮影!
RIMNAMのツアー参加者様は仕入れた商品をタイで専用のスタジオで写真撮影するサービスをご提供しております。
帰国後に出品の為の写真撮影の手間を省きスピーディーに仕入れた商品を販売できます。
商品の説明文がイマイチ
単に商品名を自分で作って記載しているだけの場合と、購入してくれるお客様がどのシーンでどのように使うのかまで想像して文章を書いている場合では後者の方が選ばれます。
取り扱う商品の種類が多くなると確かに本格的な商品説明を考えるのは手間なのですが、お客様は販売画面にある情報でしか商品を判断出来ません。
ライバルと比べてその情報を伝える努力をすれば、あなたの商品が選ばれる可能性は高くなります。
ライバルの研究をしていない
一般的なビジネスでは競合他社というのは必ず抑えておかないといけないのに、あなたのビジネスではライバルをしっかりと研究しているでしょうか?
上述していますが、タイ仕入れはライバルが増えてきています。同じような商品を販売している人たちも多く、ではその中でどのようにしたら あなたが仕入れた商品が選ばれるのか。
お客様は多くの場合 比較検討しています。実店舗とは違い 別の店・販売者にの所に行くのは簡単なので、同じような商品の場合 他者と比較してお客様にとってメリットのある方を購入されます。
安売りの真っ向勝負は避けるべき
ライバルを研究してあなたが取らなければいけない戦略はいくらでもあります。そして最初っから安売りに真っ向勝負をしてはいけません。
真っ向勝負をする時は、それでも十分な利益が取れる程 仕入れ値を下げれる場合。市場価格を崩しても継続的に市場で勝ちNo.1になるまで残れる場合です。
初心者には簡単でないかもしれません。
ライバルがしていない販売戦略を実施
以下にざっとですがネット販売における販売戦略を記載します。
全てやる必要はありません。ライバルと比較して自分がやりやすいと思うものから始めていくと良いでしょう。
・ターゲティング
・セグメントを分けて販売
・動画で商品説明
・ライブ販売
・セット販売
・アップセル(プラス◯円でこれも買える)
・即日配送
・ギフト梱包
・修理保証
・送料無料
・支払い方法の多様化
・支払いサイトを伸ばす(資金力ありの場合)
・同梱物で別商品をセール販売
・同梱物で使い方を説明
・売り場を変える
・複数の売り場を持つ
・リアルで売る
など
確かに「低価格」というのは最も強い武器の一つです。しかしお客様は価格だけを見ているわけではありません。
多くの人はサイゼリヤが取っているような価格戦略ではなく、「単なる安売り」をして自らの利益を削りながら販売をしています。安売りは簡単だから。
しかし単なる安売りではない価格戦略を構築する為にはビジネスの経験が必要です。
まとめ
タイ仕入れを失敗するにはもちろん失敗するだけの原因があります。以前に比べるとタイはとても近い国です。
タイへの渡航者もとても増えてきましたので、中国仕入れに比べて 仕入れのハードルが少し高いといえどライバルは増えてきます。
仕入れて出せば売れるというのは少し前の話のように思えます。
現在では「正しく仕入れて」、「正しく販売する」までをしなければタイ仕入れは失敗する可能性が高いビジネスになってきていると思います。
OMGサプライではその両方をサポートさせてもらっていますので、ご興味がありましたらツアーにご参加下さい。